種類
【起立性血圧症】
起立性低血圧とは
起立性低血圧とは、体の向きをかえたり、急に立ち上がったりするときに、めまいなどの症状があらわれる低血圧です。起立性低血圧では、横になった状態から立ち上がったときに最大血圧が21mmHg以上、下がります。
よく朝礼で倒れる学生、公共の場で突然しゃがみこむ成人男女、トイレに立ったときにふらっと倒れる老人などがまさにこの低血圧です。
起立性低血圧の種類
起立性低血圧は、症状の現れ方によってその種類が分かれます。
| 種類 | 内容 |
| 直後型 | 寝た状態から立った状態に変わってすぐ倒れる。老人に多い。 |
| 遅延型 | 立った後、10分くらいかけてじわじわ血圧が下がり、倒れてしまう。若い人に多い。 |
| 中間型 | 直後型と遅延型の間。 |
上記のほかにも、原因によっても種類が分けられることもあります。
| 種類 | 内容 |
| 特発性起立性低血圧 | 原因が特定できない起立性低血圧です。 |
| 症候性起立性低血圧 (二次性起立性低血圧) |
特定の原因によって発症する起立性低血圧です。神経系の異常、内分泌疾患、循環器疾患、貧血、脱水、人工透析、薬剤などが原因になります。 |
起立性低血圧はなぜおこるのか?
起立性低血圧の多くは、自律神経の障害が原因です。自律神経は、心臓の動きや血液の流れ、呼吸といった生活に欠かせない無意識の運動をコントロールしているはたらきをもっています。
通常、横になっている状態から立った状態にうつったとき、脳へいく血流が減ってしまうため、脳の血圧中枢がそれを感知して心臓や血管に命令を送り、脳に十分な血液をおくるという体の反応があります。しかし、起立性低血圧の方は、なんらかのかたちで自律神経に異常があり、寝た状態から立った状態にうつたときに、前述の自律神経反射(心臓や血管のはたらき)がスムーズの行われません。そのため、脳に血液が足りなくなり、めまいや失神といった症状をおこしてしまいます。
起立性低血圧の特徴と症状
以下に代表的な起立性低血圧の特徴と症状をご紹介します。
- 起立時のめまいや立ちくらみ
- 体温調節ができない
- 入浴時に気持ち悪くなる
- 少し動くと動悸・息切れがする
- 排尿失神(排尿中に失神する)
- 下痢
- 夜中にトイレによくおきる
- 暑さに弱い
- 朝起きられない
- 気を失いやすい
- 性欲減退
- 顔色が悪い
- 時々強い腹痛がある
- 食欲不振
- 疲れやすい
- 頭痛がよく起こる
- 乗り物酔いしやすい
高血圧でも起立性低血圧になる?
また、高血圧の人でも立ち上がったときに20mmHg以上最大血圧が下がれば、起立性低血圧ということになります。これは血圧を下げる薬に作用が大きいためです。症状がひどいようであれば医師に相談してみるといいでしょう。













